佐々部清監督が、故郷の下関を舞台に撮り上げた青春ドラマ。日韓共同開催の陸上競技大会に出場する日本の女子高生と韓国の男子校生の恋と友情を描き出す。
監督:佐々部清
出演:水谷妃里、上野樹里、スズキジュンペイ、桂亜沙美、三村恭代、山本譲二、金沢碧、高樹澪、イルカ
チルソクの夏 (2004)のストーリー
2003年(平成15年)の夏に久しぶりに開かれた関釜陸上競技大会。この大会にスタッフとして参加した郁子(高樹澪)は、自分がかつて走り高跳びの選手として参加した1977年(昭和52年)の大会を回想する。
1977年(昭和52年)の夏、郁子(水谷妃里)は、同じ高校の真理(上野樹里)、巴(桂亜沙美)、玲子(三村恭代)と共に釜山で開催された親善陸上競技大会に参加し、自分と同じ走り高跳びの選手である安大豪(スズキジュンペイ)に声をかけられる。「Five centimeter back」という彼のアドバイスに従い、彼女は165cmの記録を出す。その夜、戒厳令の中にもかかわらず、宿舎に会いに来た彼に郁子は好意を持ち、二人は来年また会おうと約束をする。そして、海峡を越えた文通が始まる。